子どもの頃の矯正の思い出、痛みに耐えて良かったと思えたこと

私は子どのの頃歯並びが悪かったです。

上の歯の前歯は、真ん中が空いていて、糸切り歯は両側とも、見事に別の歯と重なっていました。
下の歯は、前歯が重なっているところがあったり、隙間ができているところがあったり。
めちゃめちゃな歯並びでした。

でも、正直に言うと、子どもの頃はほとんど気にしたことがありませんでした。

隙間に舌を入れて、楽しんでいたくらいです。

ですが、親は気になったのでしょう。

ある日、これからお前は歯医者に行って矯正する。歯並びを治すぞ!

と言われましたが、意味が全く分からず、ぽかーんでした。

まぁいっか、と思って、よく分からないまま歯医者に行きましたが、ここからが
大変でした。

まず、よく分からないまま3件も歯医者を回らせられました。

後で聞くと、歯並びが悪すぎて、「自分のところじゃ治せない」と言われていたらしいです。

どんだけひどかったんだ私の歯並び。

3件めにして、ようやくできる歯医者を見つけましたが、今度は恐ろしい宣告を受けます。

歯をたくさん抜くぞ、というのです。

なんでも、これから生え変わる予定の歯はすべて先に抜いてしまう、と。

さらに、口の中に歯を綺麗に並べるために、普通の人より上下2本ずつ、歯が少なくなるように
抜くぞ、と。

おそらく、口のサイズが小さかったのでしょうか。

そのまま横に並べると、収まらないよ、とそういうことのようです。

ここからが戦いでした。

歯を抜くのが好きな子どもなどこの世にいるのでしょうか。

もちろん、私は大嫌いでした。

ですが、どうやって逃れましょう。

逃げ場のない私はせっせせっせと、歯を抜くために歯医者に通いました。

ほぼ毎回泣いていました。

歯を抜くために打つ麻酔も最悪です。あれで十分痛いので。

ですが打たないと耐え難い痛みに襲われるので、泣きながらも我慢して
通い続けました。

矯正中、矯正器具を付けている時も、嫌でした。

にかっと笑うと、ぴかっと矯正器具が光ります。

「それ、なに?」と聞かない同級生はいません。

いちいち答えるのもめんどくさいし、嫌ですが、答えないと友情にヒビが入るので、
一生懸命説明します。

お陰で、いじめられたりすることはありませんでした。

どうして矯正する前の方が、歯のことなんか気にならなかったのに!
と子どもながらに考えるわけです。

でも、今になって思えば、矯正させてもらって本当によかったです。

お陰で、口をあくことにためらいがありませんし、噛みやすさも抜群です。

なにせ、歯の隙間に食べ物がすかすかと入っていくことがありません。

辛さに耐えた子ども時代の自分と、親に感謝です。